老後資金に関する知識

老後資金はいくら必要なの?現役サラリーマンは副業で不足分を補おう

タケル
タケル
ハルノブさん、老後資金っていくらくらい必要なんですか?
ハルノブ
ハルノブ
老後資金ですか?どうしたんですか急に?
タケル
タケル
いや、会社の給料はなかなか増えないしこのまま働いてて一生を過ごせるのかなと思いまして。
ハルノブ
ハルノブ
良い心がけです。実は今のサラリーマンは早いうちに老後資金について考えないと大変なことになるかもしれないんですよ。
タケル
タケル
そうなんですか?ハルノブさん早速教えてください!
ハルノブ
ハルノブ
それでは今日は現役で働くサラリーマンのための老後資金についてお話ししましょう。

老後資金は1億円!どうしてそんなに必要なの?

タケル
タケル
改めて聞きますが、老後資金はどのくらいのお金が必要なんですか?
ハルノブ
ハルノブ
老後資金には大体1億円が必要だよ。
タケル
タケル
1億円も!?どうしてそんなに必要なんですか?

老後に必要な資金はその生活水準によっても異なります。生命保険文化センターが調査結果によると、老後に夫婦2人が最低限の暮らしをするために必要な生活費は月22万円、ゆとりのある暮らしをするために必要な生活費は34万9,000円とされています。

65歳から夫婦ともに30年生きるとしてどれだけのお金が必要か計算してみると、最低限の暮らしの場合は7920万円、ゆとりのある暮らしの場合は1億2564万円が必要ということになります。

タケル
タケル
思ってた以上に多額になるんですね。でも最低限の暮らしとゆとりのある暮らしで大きく開きがありますね。
ハルノブ
ハルノブ
それでは間をとって試算してみましょう。

ゆとりのある暮らしまでは求めなくとも、最低限の暮らしでは物足りない、という方はどの程度の老後資金を見積もっておけば良いのでしょうか。単純に最低限の暮らしとゆとりのある暮らしの間をとって計算してみます。

月生活費: (22万円+34.9万円)/2=28.45万円
老後資金: 28.45万円×30年=1億242万円

このように、最低限以上の暮らしを保つためには老後30年間で約1億円ものお金が必要となるのです。

タケル
タケル
ひえー、本当に1億円も必要なんだ。でもこれって現実的に確保できる金額なんですかね?
ハルノブ
ハルノブ
退職金や年金だけをあてにしていたら厳しいですね。

サラリーマンの退職金と年金だけで老後資金は足りるの?

例えば夫が会社勤めで妻が専業主婦の場合、夫は厚生年金を受給し、妻は国民年金を受給することになります。厚生労働省「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると厚生年金の平均受給額は月14万5,000円程度、国民年金の平均受給額は月に5万5,000円程度です。

これを受給開始から30年間受給するとなると、夫婦合わせて(14万5,000円+5万5,000円)×12ヶ月×30年=7200万円となります。

また、老後資金としてこれに退職金が上乗せされます。厚生労働省「平成25年就労条件総合調査結果の概況」によると退職金の平均額は2156万円(大卒・勤続35年以上の場合)となっています。年金と退職金を合わせると9356万円となります。

タケル
タケル
あれ?意外とたくさんもらえるんですね?これならあとは貯金で何とかなるのでは?
ハルノブ
ハルノブ
いいえ、そんなに甘くありません。この金額はあくまでも現在の受給額をベースに試算してるのです。

年金受給額は将来的に3〜4割減少する?

日本は高齢化という大きな問題を抱えています。今でも全国民の4人に1人が高齢者(65歳以上)という状況で将来的にさらにその割合は増えていきます。逆に労働人口(15歳〜64歳)は減少傾向にあり、高齢者を支える労働者の負担は大きくなっています。

そのため、今の年金受給額の水準を保つのは困難であり、将来的に削減されることは確実で、3〜4割ほど削減されるという見方があります。仮に3割削減されるとなると、7200万円見込んでいた年金受給額は約5000万円にまで減ってしまいます。

政府は、受給開始年齢も65歳からさらに引き上げる可能性もあり、高齢者が希望すれば70歳まで働けるようにするよう企業に働きかけるなど環境整備を始めています。

タケル
タケル
さすがに70歳まで働きたくない…でも2000万円以上減るのはキツイですね。
ハルノブ
ハルノブ
私もあと5年働けと言われても体力やモチベーションが持つかどうか…。

退職金も減少傾向?企業は退職金を支払う義務はない

年金だけでなく退職金も今の水準を保てるかどうかわかりません。まず、企業に退職金を支払う義務はありません。勤務する会社によっては退職金が全く支払われないこともあるでしょう。

また、退職金給付の平均額も減少傾向にあります。先程、平成25年調査時の退職金平均額を2156万円と記載しましたが、その5年前の平成20年調査時は2491万円でした。5年間で335万円も減少しています。

仮に2000万円をもらえるとしても、年金受給額の5000万円と合わせても7000万円ですので、1億円には3000万円も足りない計算になります。

タケル
タケル
3000万円を貯金となると話が変わってきますね。どうやって工面したら良いのやら。

老後資金に足りない分は投資や副業でお金を作ろう

例えば今30歳の人が65歳までに3000万円を工面しようとすると、月額約7万1,500円を貯金していかなければなりません。40歳の場合は月額10万円、50歳の場合は16万7,000円と、検討開始時期が遅ければ遅いほど月々の必要貯金額は増えていってしまいます。

タケル
タケル
月7万円でも正直厳しいですよ。色々節約しなくては…。
ハルノブ
ハルノブ
サラリーマンの給料だけで厳しければ他の方法を考えなければなりませんね。

先程は夫が会社勤め、妻が専業主婦のケースを話しましたが、共働きという選択肢ももちろんあります。しかし、育休取得者が仕事復帰する際の処遇について度々問題が取り上げられたり、子供を保育園に預けられない待機児童の問題があったりと環境整備がまだ十分とは言えません。

生活水準を落とさずに3000万円を貯めようとなると、あとは副収入を得て補填するしかありません。副収入を得るために考えられる方法の一つが投資です。投資はもちろん元本割れのリスクは発生しますが、長期分散投資を心掛ければそのリスクも低減できますので、しっかり勉強して検討してみましょう。

もしくは会社の仕事以外の副業を始めて副収入を得るのも手の一つです。昨今の働き方改革の推進により残業時間は短縮される方向に進むため、副業の時間を確保することもできるかもしれません。また、政府は企業に対して副業解禁を呼びかけ、すでに対応している有名企業が増えています。

最近ではスマホさえあれば完結する副業も多く存在しており、サラリーマンが家に帰ってから、もしくは電車通勤時などのスキマ時間を利用して副業に勤しむことが可能です。このようにサラリーマンでも副業をしやすい環境が整ってきているのです。

ハルノブ
ハルノブ
今では何もしない方が後々のリスクになります。老後を出来るだけ有意義に過ごせるように投資や副業を検討してみましょう。

まとめ

  • 老後資金(夫婦2人の場合)は大体1億円必要
  • 年金受給額も退職金も年々減少傾向
  • 老後に1億円確保するためには65歳までに3000万円の貯金が必要
  • 3000万円の貯金には投資や副業で副収入を得る必要性がある
タケル
タケル
自分はまだ27歳ですけど早めに聞いておいてよかったっす!
ハルノブ
ハルノブ
老後を考えずに貯金もせず浪費を続けていたら気づいた頃には大変ですからね。
タケル
タケル
自分はすでに副業してますけどますます力を入れて取り組んでいきたいと思います。
ハルノブ
ハルノブ
くれぐれも本業に悪影響がないようにね。