脱サラ・転職の体験談

プロミュージシャンへの転職、収入減も仕事はお金だけではない

本業の仕事負担が徐々に大きくなり演奏活動が出来なくなった

私は新卒で派遣会社に就職しました。単発のアルバイトから紹介予定派遣まで大きく扱う全国規模の中小企業でした。そこでは事務と人材のブッキング業務を行っていました。

セミプロ(半分プロという意味です。)でドラムを演奏していてその時間を確保出来るようにするため、できるだけ勤務時間が短く異動もない環境で働きたかったため、事務職として内定を貰いました。

月給は手取り14万円で給料は安かったですが、プライベートのドラマーとしての仕事などがあったため、生活は安定していました。半年が経った頃、他部署の上司に気に入られ人材のブッキングの業務も任されるようになり、事務とブッキング大体半々くらいの割合で仕事をするようになりました。

事務の仕事は17時に終えられるのですが人材ブッキングの仕事は残業があり、20時位まで強いられることもありました。そうすると給料は安定するのですが、ドラマーとしての活動が出来なくなり、このまま生活していくと仕事がメインの生活になってしまいそうでした。このままで人生終わって良いのかな、と疑問に思ったのが脱サラをしようかと考え始めたきっかけでした。

音楽活動がほとんどできなくなってしまったため、3年間で辞めるという決意

就職してから2年が経ち、徐々に仕事が任されるようになり人材ブッキングの仕事がメインとなりました。営業業務はありませんでしたが大量の仕事をする日々になり、ほとんど毎日が残業で大体19時か20時位退勤できるような状態でした。

土曜日出勤も強いられ、ドラマーとしての仕事はほとんどしなくなりました。このままではドラムが出来なくなり仕事ばかりの生活になってしまう。それは嫌だと意を決して、2年目の5月に今年度末に今している仕事は辞めて来年度からはドラマーとして仕事をしていこうと決めました。

会社は最低でも3年は勤めろという言葉を先輩から聞いていたので、キリが良い3年を目処に脱サラする計画を立てました。3年目はとにかくお金を貯めました。そして帰宅したらとにかくドラムの練習。音楽に関してはコネクションがあったので課題となるのは技術ということで練習を重ねました。

就職3年目の25歳のときに退職、プロドラマーとして活動を開始

3年目は必死にお金を貯めて、ドラムの練習もしました。そして2年目の9月に今年度一杯で退職をする旨を人事に伝え、3年目の年度末に退職をしました。25歳のときです。そして切り替えてプロドラマーとして活動を始めました。

プロドラマーとしては毎日のように仕事を入れました。今まで培ってきたコネクションと技術を活かし必死に仕事を入れました。セッションホスト(セッションライブを仕切ったりメインで演奏する仕事)、レコーディング補助、レストランでの演奏など様々な仕事をしました。そして約5年経つ今もドラマーとして活動をしています。

生きがいを仕事に出来ているという幸せ

脱サラをして良かったことはやはり好きなことを仕事に出来ているという点です。派遣会社での仕事も嫌いではありませんでしたが、生きがいとまでは言えませんでした。生きがいを仕事にできているということがとにかく嬉しいことです。

悪かった点は収入が全く安定しないということです。フリーランスですので何も保証がありません。そして最近やっと安定してきましたが、収入が少ないです。現在年収250万円程度で副収入としてPCの内職をしたりポスティングのアルバイトをしています。

でも、結果的にどちらの生活の方が幸せかというと現在の仕事の方が幸せです。やはり好きなことがメインの仕事であるということは幸せなことです。収入が少なく安定しない状態ですが、脱サラをして良かったと今は思えます。